【沖縄】新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、県立総合運動公園は24日、園内のユリ園に咲くユリの花や茎を刈り取った。密集を避けるために来園者を減らすことが目的だが、来年に向け球根を休ませて大きく育てる狙いもある。福島誠司所長(60)は「暗く考えたくはない。来年には大きなユリの花が咲くだろう。楽しみにしてください」と笑顔を見せた。
同園は、4~6月にかけて800平方メートルの敷地にテッポウユリ約1万6千本が真っ白に咲き誇る。毎年1万人を超える来園者が楽しんでいたという。大型連休中には多くの来園者が予想されるため、新型コロナ感染防止のために刈り取ることを決めた。
今後は7月ごろに球根を掘り返し、12月ごろに近隣の園児らを招いて植え付けをする。同じ場所にレンゲソウの植栽も予定しているという。福島所長は「球根を養生でき、秋には新たな花を咲かせることができる」と前を見据えた。