セーイカ水揚げ、大物次々 沖縄・名護汀間漁港


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セーイカを掲げる島袋晋さんと息子の晋輔さん=23日、名護市の汀間漁港

 【名護】沖縄県名護市汀間区の汀間漁港で23日、セーイカ(ソデイカ)の水揚げがあった。水揚げしたのは市瀬嵩区の漁師歴12年の島袋晋さん(42)。セーイカやマグロ釣りが主で、久米島や宮古・八重山諸島近海まで出掛ける。

 今回は仲間と2人で1週間出漁し、宮古島近海で約40本を釣り上げた。セーイカの漁期は11月から6月まで。水深500メートル付近に生息するセーイカは、重さ約20キロまで成長する。専用の餌木を使い、旗流し漁法で釣り上げる。鮮度保持のため船上で足(ゲソ)と腸を除去処理し、冷凍保存する。

 島袋さんは「通常、1航海で100本ほど揚げる。今回は不漁気味」と話し、海の状況が良ければすぐにでも出漁したいと準備に取りかかっていた。
 (嶺井政康通信員)