防衛省、市有地の契約完了 石垣への陸自配備計画で


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 石垣市平得大俣への陸上自衛隊配備計画で、市は27日、防衛省と市有地8・8ヘクタールの賃貸借契約を締結した。3月に売買契約を結んだ13・6ヘクタールを合わせ、市有地22・4ヘクタールの契約が完了した。防衛省は今後、造成工事に着手する方針。

 配備計画の全体面積は約47ヘクタールで、防衛省によると、そのうち9割を超える約45ヘクタールの用地が契約済みとなった。

 市有地提供を巡っては、3月の市議会で売却に関する議案が賛成多数で可決された。3月中に売買契約が結ばれ、賃貸借契約についても手続きが進められていた。

 先行して陸自部隊が置かれた宮古島や奄美大島(鹿児島県)と同様、警備隊や地対艦・地対空ミサイル部隊が配備される計画で、石垣島では500~600人の規模が想定されている。