宜野湾市、飲食店に一律10万円 認可外保育園にも援助


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宜野湾市独自の緊急経済支援策を発表する松川正則市長=27日、市役所

 【宜野湾】新型コロナウイルス感染拡大で沖縄県宜野湾市内の飲食店や認可外保育園が休業、休園する影響が出ていることから、松川正則市長は27日、独自の緊急経済支援策を発表した。飲食店1店舗当たりに一律10万円を支給するなど、計1億1千万円の経済支援を専決処分で実施する。

 飲食店は5月1日時点で市内に所在していることが条件。5月上旬にホームページ(HP)などで詳しい要件を示し、同月中の給付を目指す。財源はイベント中止費や財政調整基金、市議会の運営費などを充てる。

 国の緊急事態宣言を受け4月7日から5月6日、園児や児童を受け入れた認可外保育園や放課後児童クラブ(学童保育)にも資金援助する。5月に各施設を調査し、施設ごとに支援する考え。

 また事業者融資などの相談体制を整備し、持ち帰りできる飲食店をHPで紹介する。市民から手作りマスクも募り、医療機関などへ配布する。