沖縄「3密」回避の実態は? 実施率は上昇 テレワークは11%で目標に遠く及ばず


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 【東京】厚生労働省は30日、無料通信アプリLINE(ライン)と協力して実施する、新型コロナウイルス対策の全国調査結果を公表した。4月12、13の両日に行われた調査では、オフィスワーク中心の人へ聞いたテレワークの実施率は、沖縄は11・29%となり、全国(26・83%)と15・54ポイントの差がついた。出勤者を7割減らすという政府目標に遠く及ばない実態が浮き彫りとなった。

 テレワークの実施率は都道府県ごとに大きな差があり、最も進んでいる東京都は直近の調査で51・88%に上った。地方では5%を下回る県が多くあった。

 沖縄の「3密」回避の実施率は過去3回の調査を通じて上昇し、直近では44・13%となったが、全国(50・88%)とは6・75ポイントの差がついた。

 県内の3密回避状況の内訳は「換気が悪い場所には行かないようにしている」が77・57%(全国は77・66%)、「人がたくさん集まっている場所には行かないようにしてる」が84・41%(同85・08%)、「他の人と近い距離で会話や発声をしないようにしている」が48・15%(同55・35%)となった。