首里城正殿の復元、国建が設計業務


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首里城正殿

 沖縄総合事務局開発建設部は30日、首里城の早期再建へ向けて、公募型プロポーザル方式により正殿復元の設計業務を国建(那覇市、比嘉盛朋社長)に特定したと発表した。5月下旬から6月上旬ごろに契約し、2020年度から21年度にかけて基本設計と実施設計を進める方針だ。

 前回の復元時は日本公園緑地協会(東京)が設計業務を受注し、国建も協力企業として関わっていた。設計業務の公募は今年2月1日に公示し国建と徳岡設計(大阪)が応募していた。沖縄総合事務局の担当者は「設計は前回復元を基本的に踏襲することが決まっている。国建は防火対応の考え方や情報収集のあり方などが評価された」と話した。契約方式は随意契約で委託金額は現時点では不明だ。