1日開催の臨時議会 3密回避で議席空け、フィルム遮へいも


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新型コロナ感染防止で議員席に設置された透明フィルム=1日午前、那覇市の県議会棟(新里圭蔵撮影)

 沖縄県議会事務局は1日の臨時会で、新型コロナウイルスが広まりやすい密閉、密集、密接の「3密」状況を避けるために対策を施した。議場では飛沫(ひまつ)対策として議員席と議長席、県職員席それぞれにフィルムを張るなど、異例の対応となった。現在の議員数は46だが、出席者は27人に絞り、席も空けて着席させた。同事務局によると、このような対応を当分の間継続する。

 長時間の会議を避ける観点から臨時会では議案に対しての質疑も短縮され、答弁も含んで1時間に設定した。長い会派で18分、無所属の会では3分だった。離島選出県議については、本島から離島への移動が困難な場合を想定し、欠席を認め、公務で欠席したものとして取り扱った。

 臨時会の合間に開催された総務企画委員会も3人かけの机に1人のみが座った。臨時会も委員会も、全員がマスクを着用して臨んだ。