「仕事はストップ」それでもマスク4500枚寄贈 石垣・南ぬ島交通


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上原秀政八重山地区医師会長(左)にマスクを寄贈する下野英信南ぬ島交通社長=24日、八重山地区医師会

 【石垣】民間医療機関での新型コロナウイルスの感染防止に役立ててもらおうと、観光バスを運行する南(ぱい)ぬ島交通(沖縄県石垣市、下野英信社長)は4月24日、八重山地区医師会に不織布マスク4500枚を寄贈した。

 同社は主にクルーズ船の下船者を対象にバスを運行している。マスクはクルーズ船代理店などの協力を得てマスクを確保したという。下野社長は「2月から仕事はストップしている。コロナが終息しないと仕事もできないので、ぜひ医療機関で活用してほしい」と話した。

 八重山地区医師会の上原秀政会長は「内科や耳鼻咽喉科などニーズの高さに応じて配布したい。寄贈に感謝する」と述べた。