5月全体を「母の月」に 生花店の来店分散「長~く愛して」


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 5月10日は「母の日」。新型コロナウイルスの影響で外出自粛が続く中、「母の日」だけでなく1カ月を通して生花を贈り合い、楽しんでもらおうと県内の花卉(かき)業界が5月を「母の月」としてPRしている。

「母の月」の注文を受け、盛り花などの出荷作業に追われる農家=8日、糸満市喜屋武の岬ガーデン(大城直也撮影)

 「母の月」は母の日前後に生花店に人が詰め掛けることを避け、消費の分散を促す狙いもある。新型コロナ感染拡大で需要減少に苦しむ花卉業界の支援にもつなげたい考えだ。

 カサブランカを栽培する岬ガーデンの栄盛満さん(65)=糸満市字喜屋武=は「外に出ることができない今だからこそ、家庭内できれいな花の香りを楽しんでほしい」とPRする。

 「県くみあい生花」の比嘉隆代表は感染予防のために「母の月」への協力を呼び掛けた上で、「5月はお母さんに感謝を伝える月にしてほしい」と語った。