読者と新聞委 コロナ報道は正確、詳細に ファクトチェックを評価 


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 琉球新報社は9日までに、「読者と新聞委員会」(主宰・玻名城泰山社長)の第46回会合を紙上討論で行った。佐藤学氏(沖縄国際大教授)、知念ウシ氏(むぬかちゃー=ライター)、寺田柾(まさき)氏(那覇市自治会長会連合会事務局長)、平田大一氏(演出家)の外部有識者の4委員が、「新型コロナ感染拡大」と「沖縄戦75年」などについて紙面上で意見を交わした。

 新型コロナ感染拡大の報道については新聞の強みを生かし、多角的な視点から捉えた、正確で詳細な情報の提示を求める声が上がった。飛び交うデマに対するファクトチェック、「りゅうちゃんランチサポート」の取り組みには評価が集まった。

 沖縄戦75年の報道では沖縄戦や戦後の体験を若い読者に継承するためのさらなる工夫や努力の必要性が指摘された。

 今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、会合方式ではなく、4委員から文書や聞き取りで意見や質問を聞き、本紙側が回答する方式で行った。