「県境越えた移動 引き続き自粛を」 全国知事会で玉城知事


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 玉城デニー知事は12日、全国知事会新型コロナウイルス緊急対策本部のウェブ会議に参加し、政府が14日にも緊急事態宣言の一部解除を検討していることを踏まえ、「第2、第3波にならないよう県境を越えた移動は引き続き自粛するよう働き掛ける必要がある。国にしっかり対応してほしい」と述べた。

 都道府県をまたぐ移動の自粛や、少なくとも緊急事態宣言発令期間に発熱などの症状がある人に対して交通事業者が搭乗制限を求めることができるなど、全国知事会の緊急提言に盛り込まれた国の水際対策徹底を求めた。

 県によると、航空会社の約款は感染症や感染症の疑いのある人に対して、搭乗を拒否できる。玉城知事は沖縄への来県は空路が主であることを踏まえ、全国全ての空港にサーモグラフィーを国が設置することや、出発空港で発熱などの体調不良者がいた場合、航空会社が搭乗を拒否できるよう、緊急事態宣言中などに法整備することを求めた。