夏の甲子園代表を決める高校野球の沖縄大会は7月以降に延期することが決まった。県高野連の岩崎勝久会長の一問一答は次の通り。
―理事会で決まったことは。
「6月20日開幕は難しいため7月以降で調整することを決めた。全国選手権の日程を見て沖縄大会の日程も決める。全国が予定通りなら、7月中旬ごろまでに実施する。県立学校は再開するが、部活動はしばらく控えるようにと県から指示があった。部活動の実施状況なども見て判断したい」
―練習不足も懸念される。大会までに練習に必要な日数は。
「今は練習ができず体ができていない状況だ。部活動が再開され、約1カ月は必要かもしれない。これまでに経験がないことなので、判断は難しい」
―沖縄大会を開催する場合、感染症対策などは。
「今年の春季大会は準決勝以降打ち切りとなったが、全国で唯一無観客で実施した。春季大会のノウハウを生かし、その他あらゆる対策を検討して臨む」
―全国選手権が中止となった場合は。
「全く開催しない、沖縄大会を取りやめる、という意見は少なかった。特に3年生のためにも何らかの形で開催したい。代替となる大会も、そうした要望があるなら検討する」
―大会を待つ球児へメッセージを。
「春季大会は無観客での実施だったため盛り上がりに欠けると思ったが、生徒たちは野球ができる喜びを感じ、一生懸命だった。夏の大会がどうあれ、早くグラウンドに生徒の声が戻ってくることを願っている。部活動は高校生活に占める割合も大きい。一生懸命取り組んできた思い、これまでの積み重ねを誇りに、今後どう転んでもいいように頑張ってほしい。全国選手権があり、全国に向けての沖縄大会が開催されることを私たちも望んでいる」
※注:岩崎勝久会長の「崎」は、「大」が「立」の下の横棒なし