台風1号、週末にかけ沖縄接近 週明け本島通過の恐れ【5月14日午前】


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気象衛星「ひまわり」の台風1号の画像=気象庁提供

 強い台風1号は14日午前9時現在、フィリピンの東にあり、西の方向に時速15キロの速さで進んでいる。今後は勢力を弱めながら北上し、18日にも八重山地方に接近する見通し。同日に沖縄本島地方を通過するおそれがある。

 現時点の中心気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートル。中心から75キロの範囲で風速25メートル以上の暴風域を伴い、15メートル以上の強風域は北東側165キロ、南西側110キロにある。

 今後、フィリピンの島々を通過する中で勢力を弱め、沖縄の南に接近する18日午前9時の予報では、中心気圧1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルになる見通し。

 日本を含む14の国と地域による「台風委員会」では、台風1号を「ヴォンフォン」と命名。中国・マカオの言葉で「スズメバチ」の意味がある。【琉球新報電子版】