「医療防護服の代用品に」 FC琉球が沖縄県にポンチョ600枚寄贈


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県にポンチョを寄贈するFC琉球の廣﨑圭副社長(左)と樋口靖洋監督(中央)=13日、県庁

 サッカーJ2のFC琉球は13日、新型コロナウイルス感染症の対応に当たる医療従事者のために、医療防護服の代用品として公式グッズのポンチョ600枚を県に寄贈した。県庁で行われた寄贈式に樋口靖洋監督らが参加し、手渡した。

 これまでFC琉球は病院へのマスク寄贈などを行ってきた。今回は、試合会場で販売しているポンチョを3サイズ用意した。エンブレム入りの公式ポンチョが医療現場で使われることについて、樋口監督は「エンブレムは沖縄のチームとしての誇りだ。(医療従事者に)沖縄のために戦っていると思ってもらえたらうれしい」と話した。

 県は病院施設の物資不足分を確認し、それぞれに分配するという。手作りの防護服でしのいでいる医療現場もあり、県の真栄城守医療企画統括監は「ガウンやN95マスクはまだまだ不足している。スポーツ界にも大きな影響が出ている苦しい中、本当にありがたい」と感謝した。