高校野球県大会「5月中にアウトライン決めたい」高野連会長


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 全国選手権が中止の方向にあることについて、県高野連の岩﨑勝久会長が電話取材に応じた。一問一答は次の通り。

 (聞き手 古川峻)

 ―受け止めは。

 「しょうがないという思いの一方で、高校3年生にとって最後の大会がなくなるのは本当にかわいそうだ。沖縄大会の開催は維持するという意見は前々から出ており、その方向で検討することになる」

 ―沖縄大会はどのような過程を経て決定するか。

 「まだ決まっていないが、5月中には次の臨時理事会を開き、アウトラインを決めたい。例年、沖縄大会は1カ月半くらいかかる。同じような形でやれるのかなど、具体的な開催方法でさまざまな意見が出るだろう。決定までは何度か議論を重ねる必要がある」

 ―時期の見込みは。

 「夏の甲子園が開催される場合は延ばしても7月。仮に全国がないとなると、後ろにずらす可能性もある。進路の問題もあり遅くはできないが、そうなった場合は個人的には7月後半から8月が実現可能な日程だとイメージしている。ベストな時期を再度検討したい」

 ―球児に向けて。

 「一生懸命やってきた子たちにとって、目標としてきた大会がなくなるのはとても寂しいこと。選手の気持ちが落ち込むことが心配だ。どんな形でやれるかは決定していないが、何らかの大会を開きたいのは県高野連の皆と話している。どうか練習をしていてもらいたい」