沖縄コロナ入院患者12人に減る 活動再開3指標クリア 県は「20日まで警戒」 新規感染ゼロ続く


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真

 沖縄県は16日、県内の新型コロナウイルスの入院者数が、前日から3人減り12人になったと発表した。専門家会議は、県民が「活動再開」に移るロードマップ(行程表)の目安として、県全体の入院患者が14人を下回ることなど3指標を示しており、全てクリアしたことになる。

 県によると、この日の新たな感染者は16日連続で0人だった。今月に入って県内で感染確認者は出ていない。検査件数は32件。入院者は12人のうち重症者は4人。ホテル・自宅療養者はいずれも0人となっている。

 糸数公保健衛生統括監は「専門家委員会のロードマップでは活動再開のレベルに来たと考えている。ただ、県が呼びかけている休業要請はロードマップも参考にしながら県で判断している。大型連休明けの2週間である20日という期日まではしっかり警戒していく」と話した。県をまたぐ渡航に関しては「引き続き緊急時以外は控えてほしい」と呼びかけた。【琉球新報電子版】