フロリダでF22墜落 嘉手納にも一時暫定配備


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 【与那嶺路代本紙嘱託記者】フロリダ州のエグリン空軍基地で15日午前、F22ステルス戦闘機が墜落した。米空軍が同日発表した。第325戦闘航空団所属で、通常の飛行訓練中だった。

 事故原因は調査中。乗員は操縦士1人で、機体から脱出し無事だった。墜落現場は基地から約20キロ離れた訓練場。

 F22は2011年に生産を終了している。米CNNは、米軍のF22の保有数が183機にとどまり「保有数が限られていることを踏まえると、今回の事故による喪失は影響が大きいとみられる」と指摘している。

 第325航空団はフロリダ州の別の基地を拠点としていたが、18年のハリケーンで数機が損壊し、多くのF22をエグリン基地に移動させていた。

 嘉手納基地では18年5月末から約1カ月半、F22が暫定配備された。同年6月に本島沖で起きたF15の墜落事故は、F22との訓練中だった。