県産品の販売を促進 県産業公社 サイトに商品掲載し支援


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結ま~るプロジェクトの取り組みを発表した県産業振興公社の末吉康敏理事長(左から3人目)、伊集直哉専務理事(同4人目)ら=13日、県庁

 沖縄県産業振興公社は13日、県産品の販売促進を支援する「結ま~るプロジェクト」を始めると発表した。ショッピングサイトに県内事業者の商品を掲載し、注文を受け付ける。注文受け付けは20日から始まる。

 新型コロナウイルスの影響による客足の激減や観光施設の休業で土産品が販売不振となるなど、大量の商品在庫を抱える業者が増えているという。サイトを通して県内外の消費者に在庫の販売を促進するほか、自社サイトを持たない事業者でも販路を広げられるようにする狙いがある。

 業種は問わず、食品や工芸品、コスメや日用品など6項目を設けており、出品事業者を募集している。

 サイトで商品を注文すると、運営側が注文情報を出品事業者に連絡する。配送や支払い手続きなどは出品事業者で行う。支払いは全て代金引換とする。

 県産業振興公社の末吉康敏理事長は「ゆいまーる精神が旺盛な県民や全国の皆さんが応援してくれることを期待している」と話した。

 ボランティアとしてokicom、BlueMeme、アイペックスグローバルオペレーションズ、沖縄イーコマース協議会の4者がサイトの運用に協力する。サイト運営は6月末までを予定しているが、新型コロナウイルスの収束状況によって変更する可能性がある。