手作りのフェースガードで感染防止 県議選、投票率向上へ 沖縄・北谷町選管


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手作りのフェースガードを作った北谷町選挙管理委員会の興那覇武担当主査=14日、北谷町役場

 コロナ禍の中、県議選で投票率を少しでも上げようと、自治体が知恵を絞っている。北谷町選挙管理委員会は「安心安全な選挙」を合言葉に、ラミネートフィルムで飛沫(ひまつ)拡散防止用のフェースガードを200個手作りした。投票所で立ち会う職員用で「少しでも感染リスクを減らしたい」と感染症対策に工夫を凝らす。

 北谷町選管は、アルコール消毒液や使い捨て鉛筆のほか、有権者に配る使い捨て手袋も1万2千枚用意した。「できるだけお金をかけず基本は手作りでやりたかった」と、手作りフェースガードは職員2人で作成。皮脂がつかないよう、フィルムに色紙とスポンジを付けて対策を施した。

 フェースガードのほか、投票用紙の受け渡し場所には飛沫拡散防止シールドも。ポールに透明のポリ袋を貼り感染防止対策に余念がない。

 選管の親田末光委員長は「選挙は民主主義の根幹なので、安心して投票に来てもらうよう啓発していきたい」と語った。

 (’20県議選取材班)