体調不良者の搭乗拒否「法整備必要なし」 玉城知事要望に国交相が見解


この記事を書いた人 Avatar photo 米倉 外昭
全国知事会のウェブ会議で水際対策の強化を訴えた玉城デニー知事=12日、県庁

 【東京】赤羽一嘉国土交通相は19日の閣議後会見で、新型コロナウイルスの感染を抑制することを目的に、玉城デニー沖縄県知事が発熱などの体調不良者に対し航空会社が搭乗拒否できるような法整備を求めていることに関し「航空会社と客の間で(結ばれる)運送約款で、旅客の搭乗を断ることができる」と述べ、法律上の対応は必要ないとの認識を示した。

 国交省によると、表現は航空会社によって異なるものの、運送約款や会社規則などで感染症やその疑いがある場合は搭乗を拒否できるようになっている。