「新基地も国民・県民の理解得られない」 検察庁法断念で玉城知事ツイート


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玉城デニー知事が投稿したツイッターの画面

 政府が検察庁法改正案の今国会成立を断念したことを受け、玉城デニー知事は19日、ツイッターに「『辺野古新基地建設埋めたて工事』も国民・県民の理解は得られない。撤回を」と投稿した。県内で反発が強い米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に絡め、計画の再考を求めた形だ。

 玉城知事は投稿で新基地建設について「2兆5千億の予算(がかかる)」と県独自の試算を挙げて批判した。また「護岸崩落の恐れがある軟弱地盤」「多くの希少種が生息し環境省が重要海域に指定する」などと新基地建設の欠点を挙げた。

 他の利用者が投稿を転載する「リツイート」は同日午後6時半現在で約5千回に上った。賛同を示す「いいね」は約1万回だった。他のツイッター利用者からは「その通り」などと賛同する声が上がった一方、新型コロナウイルス感染症対策や中国船の領海侵入などへの対応にも力を入れるよう求める声があった。