学校再開伴い「飛行自粛を」 新型コロナ換気で窓開放不可避


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【東京】参院会派「沖縄の風」の伊波洋一、高良鉄美の両議員は19日、新型コロナウイルス感染拡大に伴い休校中の沖縄県立学校などが21日から再開する見通しとなっていることを受け、防衛省に対し学校周辺での米軍機の飛行自粛を米側に求めるよう要請した。

 基地周辺の学校では防音窓や空調機設置による騒音防止策が講じられているが、政府は新型コロナウイルス対策として換気を推奨しており、今後は窓を開けたままの授業が想定される。伊波氏らは、米軍機の騒音が教育を受ける権利の侵害につながる重大問題になると指摘し、飛行自粛を訴えた。

 伊波氏らによると、対応した防衛省の中村吉利地方協力局長は「見極めながら対応したい」などと説明した。