元患者の小学生、病院にお礼のマスク「頑張ってください」


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小学生から寄贈されたマスクを手に感謝する宜野湾市のみやぎ小児科クリニックの職員ら(提供)

 【宜野湾】沖縄県宜野湾市我如古のみやぎ小児科クリニックにこのほど元患者の小学生から50枚入りのマスク5箱と除菌液1本の寄贈があった。クリニックの職員らは「すごくうれしく、大変ありがたい」と感謝した。

 新型コロナウイルス感染症の拡大でマスク不足が続く中、同クリニックでも診察ごとに交換していたマスクの使用を控え、1日1枚の使用でしのいでいた。

 医師会からの支給はあるものの、スタッフが10人おり、マスクは必需品のため頭を悩ませていたところ「以前お世話になったので、寄付したい」と電話が入った。その後、小学生の女の子がマスクと除菌液を持って訪れ「頑張ってください」と声を掛けられたという。同クリニックの宮城久子さんは「大切に使いたい」と感謝した。