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「スカウト、進学どうしたら…」3年生球児困惑 甲子園中止でアピールの場失い

第101回全国高校野球選手権大会に出場した沖縄尚学ナイン=2019年8月9日、兵庫県の阪神甲子園球場

 全国選手権の中止は、大学野球やプロでの活躍を考えている3年生に大きく影響しそうだ。例年、球団や大学のスカウト陣が甲子園を訪れ、戦いぶりを評価し、逸材を見定めるからだ。プロでの活躍を目指す選手からは「このままではアピールできる場所がない」など困惑する声も聞かれた。

 例年であれば新年度開始と同時に、選手は監督や部長らと進路を相談する。春季大会以降、プロや大学のスカウト陣が公式試合や練習試合などに足を運び、現地視察を経て、夏の大会での活躍でスカウトの評価が固まる事例も多い。

 だが、今年は新型コロナウイルスの影響で公式戦はおろか、練習試合も行えず進路決定時期や大学の推薦入試時期が変則的な状況となっている。

 一方で代替大会や交流試合などが組めることになれば、評価の場は確保される。巨人からDeNAに移籍し活躍する平良拳太郎=北山高出=は甲子園出場経験はない。だが、2013年の春季九州大会で選抜出場の創成館(長崎)を相手に零封したことでスカウト陣の目にとまった。代わりの大会を熱望する選手には、活躍を見てもらうことで進路につなげたいとの思いもある。

 本島中部の高校では一部の生徒は野球で大学進学を検討しているが、休校で生徒との進路相談も十分にできておらず、対応に苦慮している。同校の監督は「練習試合もできず、生徒の進路も決められない。大学の(推薦)入試日程も未定で3年生への影響は大きい」と頭を抱え、今後の代替大会などの開催決定を待ち望む。



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