沖縄美ら島財団、除菌液2400リットルを無償提供


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除菌液と菓子を無償提供した、沖縄美ら島財団の並里力事務局次長・企画広報部長(中央)、高山朝邦水族館営業課長(右)、満名誠首里城公園管理部業務課主任=20日、那覇市天久

 琉球新報社とNexSeed沖縄校が取り組む、新型コロナウイルス感染防止に伴う休校中の児童生徒に向けた昼食支援「おきなわこども未来ランチサポート」に、沖縄美ら島財団(本部町)は除菌液の弱酸性次亜塩素酸水溶液を合計2400リットル無償提供した。除菌液は4月16日から5月20日までの平日と大型連休の一部を含む24日間、子ども食堂運営団体、社会福祉協議会、自治会、一般住民らに広く配布された。

 除菌液は財団が運営する本部町の沖縄美ら海水族館と、那覇市の首里城公園内にあるレストランの除菌液生成機から供給した。財団職員が連日、ランチサポート配布拠点の那覇市天久の琉球新報カルチャーセンターに100リットルずつ持参した。このほか水族館で土産として販売していた、ちんすこうとサブレの合計約600箱もランチサポートに提供した。

 除菌液の提供は20日で終了した。並里力事務局次長・企画広報部長は「レストランの弱酸性次亜塩素酸水溶液がコロナウイルスの除菌に効果があるといわれている。日ごろ世話になっている県民に無料で配布しようと考えた」と話した。