宮城島オリジナルマスクが人気 カジマヤーなど配布手ぬぐいが素材


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「宮城島ベース」でオリジナルマスクを作るメンバー=うるま市宮城島

 【宮城島=うるま】うるま市の宮城島の有志で作るオリジナルマスクが人気だ。製作の拠点となっているのは、宮城区の民家「宮城島ベース」(上門優子代表)だ。住民や島出身者らが集まりオリジナルのマスクを製作している。

 宮城島ベースは毎週水曜日に手作り教室が開かれ、地域の交流スペースとしても活動していた。新型コロナウイルスの影響で深刻なマスク不足になり、高齢者の多い地域で供給が追い付いていないため、急きょマスク製作に取りかかった。

 材料は、各家庭のたんすに眠る布を提供してもらい活用している。住民からは「先祖が守ってくれる」と、米寿やカジマヤーなどのイベントで配られた日本手ぬぐいも持ち込まれた。

「宮城島ベース」で作られているオリジナルマスク

 今後、高齢者の住居を中心に安否確認を兼ねて世帯配布を進める。代表の上門さんは「少しでも地域の助けになれば」とサポートに意欲を見せた。

 1枚500円から販売も行っている。問い合わせは宮城島ベース(電話)090(6858)5002(上門)。

(石川優子通信員)