米軍トリイ通信施設にオスプレイ 読谷村に連絡なし


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着陸帯でオスプレイの機体整備、点検をしているとみられる米兵=21日午後1時過ぎ、読谷村のトリイ通信施設(読者提供)

 【読谷】21日午後、沖縄県読谷村の米陸軍トリイ通信施設の着陸帯に、米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが複数回、離着陸した。目撃者によると少なくとも2機が飛来しており、うち1機は着陸後にエンジンを停止させ、整備士が右側のプロペラの付け根を整備する様子が見られた。また住宅地上空を低空飛行する様子も確認された。米海兵隊は本紙取材に対し「航空機に関する問題は報告されていない」とし、トリイ通信施設の着陸帯の使用は「通常かつ許可されていること」だとした。

 目撃者によると午後1時から6時の間に、少なくとも2機が着陸帯を使用した。いずれも同日中、同施設から移動した。着陸帯の使用について、読谷村に事前の連絡はなかった。