「甲子園に代わる大会を」県内監督ら100人、LINEグループで意見交換


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 20日の甲子園の中止決定を受け、高校野球に携わる指導者たちが「大会開催に向けて何かできないか」と、無料通信アプリのLINEを使って活発に意見を出し合い交流する取り組みを始めている。既に100人余が参加。発起人となった糸満の眞玉橋元博部長は「夏の大会をなんとかやらせてあげたい。いろんな意見を出し合える場でより良い考えが出てくるかもしれない」と最高の大会を演出しようと知恵を出し合っている。

 中止が決まった20日夕、県内野球部の指導者でつくるLINEグループが立ち上がった。これまで県全体の指導者が集まり意見を交換する場は、県高野連の会合など公的な場がほとんどだった。甲子園の中止という非常事態で「甲子園に負けない独自の大会を開催したい」という指導者の共通した思いから新たな意見交流の場が生まれた。

 高野連の理事や指導者も隔てなく「最高の大会を開催する」ためで、グループ作成時には「指導者が団結して協力していこうという意図で急きょつくりました」とメッセージも添えられた。開催に向け、ベンチ入りの人数や感染防止対策など案は尽きないという。