石垣島在住のチーム南国釣人の石橋(せききょう)さんは5月6日、明石海岸でタマンを狙いで午後7時から友人2人と竿(さお)を出した。島タコ1匹を掛けて仕掛けを投入した。10分ほどしてアタリを知らせる鈴もセンサー音もならなかったが、砂浜に立てていた竿が倒れた。急いで竿を取り、竿を大きく振って、魚の口にガッチリと針を掛けた。すると竿が折れそうなぐらいに曲がった。道糸はPE6号、ハリスナイロン28号なので強めにドラグを締めたリールから簡単に20メートルも引き出された。
あまりに強い引きなのでサメかと思ったが、必死に竿を立ててリールを巻いて格闘。5分ほど砂浜に引き上げたのは、本命のタマンより顔と唇が長いウムナガーだった。現場で測って見ると90センチ・8・21キロの大物だった。血抜きやうろこ取りなどの処理をしてから、翌日釣具店で検量をしたら重量が7・62キロに減っていた。しかし、沖縄県記録だと知らされ驚くと同時に石垣島の海に感謝した。
釣りを楽しむ場合も「3密」は避け、マスクを着用し、除菌スプレーを携帯してほしい。ごみは持ち帰り、ライフジャケットを着用する。漁船の近くで釣りをしないことや、船の往来に邪魔にならないように心掛けてほしい。迷惑駐車はせず、立ち入り禁止区域には入らないなどのマナーを守って楽しみたい。
(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)