キングスに今村加入、元日本代表のシューター


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琉球ゴールデンキングスと選手契約に合意した今村佳太(提供)

 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは21日、昨季まで新潟アルビレックスBB(中地区)に所属し、日本代表歴のある今村佳太と2020―21シーズンの選手契約に合意したと発表した。高い得点能力を持ち、シューティングガードとスモールフォワードを担う。

 1996年1月25日生まれの24歳。新潟経営大卒。191センチ、92キロ。17年に新潟に加入し、18年には日本代表としてアジア大会に出場したが、大会中に不祥事を起こし1年間の出場資格停止処分を受けた。ボランティア活動などに従事し、昨年4月に前倒しで処分の解除が決定。19―20シーズンは39試合に出場し、1試合平均10・9点、3・4リバウンド、2・7アシストと活躍。1試合で最多7本の3点弾を決めるなどアウトサイドのシュート力はリーグトップクラスだ。

 今村は「歴史と伝統のあるチームに入団できたことをうれしく思う。応援したいと思ってもらえるような、沖縄を元気にできるようなプレーヤーになりたい」と意気込んだ。球団は「代表候補として常に名前が挙がる存在へと飛躍する可能性を秘めた逸材」と期待を寄せている。