第一交通の売上高、沖縄は4.1%減 3月期決算


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 第一交通産業(福岡県、田中亮一郎社長)は21日、2020年3月期決算を発表した。このうち沖縄県内で展開する事業の売上高合計は前期比4・1%減の97億1千万円だった。新型コロナウイルスの影響でバス事業やタクシー事業に影響が見られた。
 バス事業は同8・0%減の64億5300万円だった。新型コロナの影響で1月末から中国人客が減少し、観光バスのキャンセルが相次いだ。2~3月は外出自粛や休校に伴い、路線バスで通学通勤の利用者が減少した。タクシー事業は同5・2%減の15億4500万円だった。
 不動産賃貸事業は同29・8%増の6億4600万円だった。バスターミナルのテナントで入居が増えたことで売り上げが増加した。