「友達チケット」活用、弁当を無料配布 サンクスママが子育て支援


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 【読谷】支援団体「Thanksmama(サンクスママ)」(元麻美代表)は協賛する飲食店で客らが1枚100円のおはじきを購入し、その資金を基に地域の子どもたちへ無料で弁当を配布するプロジェクトを行っている。17日はこの「わした島・島まーる ami’s(友達)チケット」の子育て応援企画に協賛した読谷村波平にある飲食店「読谷酒場 美海」で、子どもたちへ140食を配布した。

(左から)元麻美代表、美海オーナーの大城圭祐さん、弁当を受け取る来店者=17日、読谷村の「読谷酒場 美海」

 協賛する飲食店が原材料費のみで弁当を調理した。美海オーナーの大城圭祐さん(30)が調理したタコライスや照り焼きチキン弁当のほか、大城さんの母、幸子さん(55)手作りの布マスクも合わせて配布した。読谷村比謝から子どもと訪れた女性(43)は「母子家庭なのでとても助かる。マスクも非常にありがたい」と話した。

 また、弁当を受け取りながら、おはじきを購入した読谷小学校4年の玉城陽愛さん(9)は「皆で集めたお金で弁当を配るのは良い制度だと思う」と話した。

 同プロジェクト代表の元さんは「食品を配るために行っているが、おはじきまで購入してくれるとは考えていなくて、泣きそうなぐらいうれしい」と述べた。

ami’s(友達)チケットの仕組み

 協賛店舗は現在12店舗で、さらなる協賛社を募集している。問い合わせは(電話)090(7292)4431(元)。

(喜納高宏通信員)