沖縄各地で大雨、西表で5月最多112ミリ 24日にかけ警戒


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大雨の影響で崩れて市道をふさぐ土砂=22日、石垣市崎枝

 沖縄地方は22日、梅雨前線の活動が活発になった影響で各地で大雨に見舞われた。竹富町西表島では同日午後4時30分までの3時間雨量は112ミリとなり、5月の観測史上最多を更新した。沖縄本島地方は23日に警報級の大雨になる見込みで、24日午後6時までの総雨量は最大350ミリになることも予想されている。気象台は土砂災害などに注意を呼び掛けている。

 本紙の調べでは石垣市の2カ所で土砂崩れがあり、石垣市や竹富町、北大東村では12カ所で冠水があった。人的被害は確認されていない。

 22日の総雨量は午後7時までに西表島で201.5ミリ、南大東島で144.5ミリを記録した。

 梅雨前線や低気圧の影響で、本島地方は24日にかけて大気の状態が非常に不安定になると見込まれている。22日夜遅くから23日にかけて多い所で1時間に70ミリの非常に激しい雨が降るとみられる。