小中一貫の町立「上本部学園」スタート 式典は中3以外は放送で


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校歌を斉唱する中学3年生と教職員ら=21日、本部町立小中一貫教育校上本部学園

 【本部】「心豊かにたくましく学び合う子」を教育目標に沖縄県本部町立小中一貫教育校上本部学園(小渡克彦校長)の出発式が21日、本部町北里の同校であり、新しい歴史の一歩がスタートした。前身の上本部小学校と上本部中学校が上本部小学校運動場敷地に移転し、4月1日から上本部学園となった。児童生徒数は283人で小学校9学級、中学校は5学級、教職員と町職員数は40人が配置された。

 出発式は新型コロナウイルス感染の予防で、中学3年生のみが多目的教室に集合し、他の学年は各教室でスクリーンの映像を見ながら式に参加した。

 島袋凛さん(小6)は「中学部と一緒に小学部のリーダーとして頑張ります」とあいさつ。仲村涼花さん(中3)は「上本部学園の土台になるようにみんなで行動し楽しい学園にしたい」とあいさつした。小渡校長は「創造・挑戦・協調する学園を目指していきます」と式辞を述べた。
 (上間宏通信員)