国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員として、ボリビアのコロニア・オキナワにあるヌエバ・エスペランサ日本語学校に沖縄県から派遣された山里将平さん(29)=与那原町出身=が3月7日、オキナワ第2移住地の公民館で最終報告を行った。地域の関係者や保護者らが参加した。
山里さんは琉球大学卒。沖縄県の現職教員で教員歴6年。県から地球の反対側で教育活動ができるということに魅力を感じ、青年海外協力隊に応募し、2018年6月から20年3月まで、エスペランサ日本語学校で活動した。
山里さんは、職員研修の充実のほか、日本語力の向上と沖縄文化の継承、道徳性を育むことを目標に、キャリア教育や移住教育、環境教育、食育、理科教育を実施したことを報告した。
山里さんは「日本・沖縄の文化にたくさん触れて好きになってほしい。ボリビアの良いところ、日本の良いところ、沖縄の良いところを持った人になってほしい」と子どもたちへのメッセージを伝えた。
(安里玉元三奈美通信員)