常務に潮平氏、新たな取締役に稲福、普久原、松元の3氏 琉球新報社


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 琉球新報社は25日の取締役会で2020年3月期決算を承認するとともに、役員人事を内定した。玻名城泰山代表取締役社長(60)は再任され、代表権を持つ富田詢一会長(71)は退任する。6月24日に開く株主総会後の取締役会で正式決定する。決算は純損失を計上した。

 糸数淳専務(60)は再任、常務に潮平芳和取締役読者事業局長(59)が昇格する。新たな取締役に稲福一也特命担当参与・琉球新報印刷社長(60)、普久原均執行役員営業局長(55)、松元剛執行役員編集局長(54)が就任する。

 非常勤取締役の久保田憲二沖縄テレビ放送社長(62)と与儀達樹大同火災海上保険社長(55)は再任となる。仲井真敏常勤監査役(64)の退任に伴い、新たな監査役(非常勤)に前川英之ラジオ沖縄取締役営業局長(60)が就任する。

 玉城常邦常務・総務局長(61)は退任し、琉球新報開発専務に就任する予定。

 第72期決算は売上高が前期比5・3%減の81億700万円。純損失が3億4300万円となった。印刷部門分社化に伴う退職金の負担増や、新型コロナウイルス感染拡大の影響などで広告・チラシ・事業収入が大幅に減ったのが要因。

関連6社と経営会議発足

 琉球新報社は25日、関連会社の連携を強化し新戦略を展開するため、関連6社による「グループ経営会議」を発足させた。玻名城泰山社長が議長に就いた。

 経営委員は琉球新報社、琉球新報開発、琉球新報発送、琉球新報印刷、キッズビレッジ、琉球新報販売センターの代表で構成する。

<人事>琉球新報社(6月24日)

▽代表取締役社長・グループ経営会議議長(代表取締役社長)玻名城泰山
▽専務取締役 財務・人事・総務・印刷・不動産担当(専務取締役 財務・人事・営業・印刷・関連会社担当)糸数淳
▽常務取締役経営戦略局長 経営戦略・新ビジネス・労務担当(取締役読者事業局長・編集・論説・読者事業・NIB・経営企画・デジタル担当)潮平芳和
▽取締役読者事業局長 読者事業・NIB・デジタル・コンプライアンス担当(特命担当参与・琉球新報印刷代表取締役社長)稲福一也
▽取締役営業局長 営業・広報・支社局担当(執行役員営業局長)普久原均
▽取締役編集局長 編集・論説・NIE・SDGs担当(執行役員編集局長・NIE担当)松元剛
▽非常勤取締役(再任)久保田憲二
▽非常勤取締役(再任)与儀達樹
▽非常勤監査役 金城克也
▽非常勤監査役(新任)前川英之
▽退任 代表取締役会長富田詢一、常務取締役総務局長玉城常邦、常勤監査役仲井真敏

 【論説委員会】論説委員長・紙面審査委員長・局長職(北部支社長・局長待遇)宮城修【役員室】室長・グループ経営会議事務局・局長職(室長・局長待遇)謝花稔【経営戦略局】特任局長・システム担当(局長・デジタル戦略担当)仲村宏【総務局】局長・人事部長・働き方改革担当(局次長兼人事部長・局長待遇)志良堂仁
▽局長待遇・経理部長(次長兼経理部長)外間聡【営業局】次長・事業開発部長(事業開発部長・次長待遇)宮城光男【読者事業局】特任局長・出版部長(局付特任局長・出版部長・局長待遇)松永勝利
▽次長・管理部長(営業局次長)譜久元武志【北部支社】支社長・局長待遇(読者事業局次長兼管理部長)玉城章
 退職 執行役員・論説委員長・紙面審査委員長名城知二朗(琉球新報印刷社長と琉球新報発送常務に就任予定)