「島泊」で宿泊施設を応援 沖永良部和泊町が費用一部負担


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キャンペーン対象施設の一つ「コチンダホテル」

 【沖永良部】鹿児島県和泊町では22日、町民を対象とした「島泊(しまはく)キャンペーン」を開始した。町内の対象宿泊施設に最大7割引き(上限1人当たり7千円)で宿泊できる。差額は政府の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、町が負担する。

 奄美群島では緊急事態宣言解除以降も、引き続き県境をまたぐ不要不急の移動自粛を呼び掛けており、このキャンペーンは窮状にある町内宿泊施設を支援していくことを目的に実施された。

 企画した同町企画課の吉成大さん(33)は「町民が町内の宿泊施設に泊まる機会はなかなかない。これが沖永良部島の自慢を増やすきっかけになればうれしいし、魅力をどんどん発信してもらいたい」と話す。

 キャンペーン発表後の翌日には延べ30泊ほどの予約が入り、好調なスタートを切った。今後も対象店舗を増やす計画で、キャンペーン期間は8月31日まで(または事業費がなくなり次第終了)となっている。
 (宮澤夕加里通信員)