外科系の救急外来、毎日24時間診療可能に 北部病院が制限解除


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 【北部】名護市の県立北部病院は6月1日から外科系(一般外科・整形外科)の救急外来の診療制限を解除し、週2回としていた24時間の診療を毎日実施する。27日に同病院が発表した。救急医や整形外科医で、研修医も含めて4月に増員があったことなどから、毎日の24時間診療が可能と判断した。外科医の人手不足に伴い、外科系救急外来の24時間診療は2017年8月に毎日対応から週4日対応に制限された。18年4月からは週2日対応まで縮小した。

 診療制限の期間中、外科系の救急外来患者は名護市の北部地区医師会病院や中南部の病院などで対応していた。

 県立北部病院の久貝忠男院長は「医師の若返りもあり、通常体制に戻すことにした。(病院を)24時間開けられることは、住民の安心にもつながり、観光客にも医療を提供できる」と強調した。