地下水のPFOS指針値「50ナノグラム」通知 自治体に測定求める


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 【東京】環境省は28日付で、河川や地下水などの水環境における有機フッ素化合物の指針値(暫定)として、PFOSとPFOAを合わせて50ナノグラムと決めたことを全国の都道府県などに通知した。指針値は同日付で施行された。

 通知文では、自治体に対しモニタリングに努めることなどが求められる「要監視項目」に位置付けられたことも説明した。測定結果の集約やさらなる知見の集積状況も勘案しながら、今後「必要に応じて水質環境基準健康項目への移行等を検討する」とも記述し、定期的な測定や環境省への報告を求めた。

 PFOSなどの指針値は26日の中央環境審議会水環境部会で了承され、27日に中央環境審議会会長から環境相に答申された。