伊江飛行場改修「日米間で合意」と米軍 赤土条例には言及せず


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 在沖米海兵隊は29日、伊江村の伊江島補助飛行場で進めている改修工事について本紙の取材に「日米両国間の合意に沿って実施している」と答えた。本紙は県赤土等流出防止条例を参考にしているかどうかを尋ねたが、明言しなかった。日本政府は「米側は県の条例などを尊重し、環境に配慮した上で工事を行っている」(河野太郎防衛相)と説明していた。

 海兵隊は「日本環境管理基準(JEGS)に準拠して土砂対策を取っている」と強調した。対策として(1)汚濁防止膜を張る(2)土がむき出しにならないよう覆う―などを挙げた。河野氏は「赤土等流出防止条例は環境基準を定めるものではなく、JEGSで米軍が採用するような性質のものとは違う」とも強調していた。