沖縄県議選の期日前投票始まる コロナ対策下、期待の候補へ投票


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新型コロナウイルスの感染防止策を取りながら期日前投票を済ませる有権者ら=30日、沖縄市役所

 6月7日投開票の沖縄県議選の期日前投票が30日、無投票となった4市区を除く県内全ての市町村で始まった。投票日前日の6日まで実施する。新型コロナウイルスの感染防止のため、各投票所では使い捨ての鉛筆の使用や消毒液設置などの対策が取られている。沖縄市役所の投票所には、午前8時半の開始時から多くの高齢者や家族連れが訪れ、1票に思いを託した。

 県選挙管理委員会は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から期日前投票を呼び掛けている。那覇市、宜野湾市、沖縄市、与那原町、座間味村は公共施設や商業施設などにも投票所を設ける。各市町村の選管は、事務従事者のフェースガードや手袋の着用、消毒の徹底などに取り組んでいる。沖縄市は、投票用紙を記入する記載台の間隔を空け、マスクを着用していない来場者にマスクを配布した。

 県議選で初めて1票を投じた大学生の知名定孝さん(20)は「新型コロナでアルバイトの収入が減った。学生のための支援も考えてほしい」と話した。宮城清さん(79)は「この時期だからこそ重要な選挙だ。危機を乗り切るために保革を超えて議論を尽くしてほしい」と話し、支持する候補者に期待を寄せた。

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