首里城焼失から7カ月 工事見学で仮設デッキ整備へ


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解体作業が完了した北殿。御庭では一般公開を前提にした仮設デッキの設置作業が進んでいる(国営沖縄記念公園事務所提供)

 2019年10月31日に首里城が焼失してから31日で7カ月を迎えた。首里城公園は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、4月19日から臨時休園していたが6月1日から有料区域などを除いて再開する。

 御庭(うなー)などを含め、有料区域は現時点で公開再開の期日は未定となっているが、復元工事の様子を安全性を確保しながら見学できる、公開用仮設デッキの整備などが進んでいる。

 5月の大型連休中に一般公開する予定だった正殿の遺構も火災による損傷の補修は完了している。遺構を保護するための建物も完成し、周辺の仮設デッキの整備も進められている。北殿や寄満の解体工事は完了し、黄金御殿も解体工事が進んでいる。

 国営沖縄記念公園事務所は「新型コロナウイルスの感染防止対策を考えながら、(有料区域も)適切なタイミングで利用者に見ていただけるよう検討している」としている。