雨の中、各地で支持訴え 沖縄県議選、唯一の日曜日


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行き交う車に手を振る運動員=31日午後、本島内

 任期満了に伴う第13回県議会議員選挙は7日の投票日まで1週間を切った。5月29日の告示後、選挙運動期間で唯一の日曜日だった31日、無投票当選となった名護、うるま、浦添、石垣の4市区を除く9選挙区で52人の候補者が市街地や繁華街などを精力的に回るサンデー作戦を展開。30日の土曜日に続き各地で雨が降る中、声を張り上げ支持を訴えた。有権者からは「頑張って」などと温かい声援が送られた。 

 新型コロナウイルス感染症の影響を受けている今県議選では、各候補者は県内各地で中止となったイベント会場に足を運べず、「3密」が回避できる街頭演説や地域回りなどに注力した。この日、玉城デニー知事は自身が支援する与党系候補者の応援演説に立った。県関係国会議員も街頭での演説会などに顔を出し、支持を訴えた。

 与党系候補者の一人は「新型コロナ対策の拡充を実現させる」などと訴えた。与党系候補者の多くは「与党多数維持」を前面に押し出し、辺野古新基地建設阻止や子どもの貧困解消などを訴えた。

 野党候補者の一人は「コロナ禍の難局を乗り越えよう。人材育成に力を入れたい」などと訴えた。野党候補者の多くは「与野党逆転」の必要性を打ち出し、新型コロナ対策の拡充などを訴えた。

 今県議選は、新型コロナで疲弊する県経済や県民生活の立て直しに向けた政策や、辺野古新基地建設などの基地問題、沖縄振興の在り方など基地や暮らしの問題が主な争点となっている。

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