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大手出版社の「カリスマ編集者」が、女性ライターのAさんへパワハラ・セクハラ【※1】を行ったとの週刊誌報道が出ました。
記事によると、編集者【※2】はAさんが拒否しているにも関わらず何度も「家にいきたい」と繰り返しメッセージを送り、家に来ると無理やり身体を触ってきたと証言しています。
Aさんはメッセージで何度も「ダメです」と伝えようとしましたが、仕事相手の編集者ということもあり、強くは拒否できなかったようです。
※1 ハラスメント … 日本語にすると「嫌がらせ」。パワハラは力関係を利用した嫌がらせ、セクハラは性的な嫌がらせになります。ハラスメントは自分がされることもあれば、立場が変わると「やる側」になることもあります。どうすると相手が嫌がるのかを考える必要があります。
※2 編集者 … 出版社などで本やネット記事を作る人。ライターさんに文章を依頼したり、書いた文章を直したりする。スポーツでいうなら、編集者が監督、ライターが選手のような関係性。
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小中学生でも、先輩・友達・好きな人に言われて、本当はやりたくないことを無理やりやらされる可能性があります。
本当は断りたいけど、相手を怒らせたくない、嫌われたくないから、笑いながら(でも心では泣きながら)嫌なことをさせられる。
考えるだけで辛いですね。
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アメリカでは「no means no」という言葉が広がっています。これは「ダメなものはダメ」という意味です。
嫌がっている相手に対して「でも、本当は嫌じゃないんでしょ~」と勝手にYesにするのはルール違反ということですね。
この考えが広がれば、嫌な誘いをみんながもっと楽に断れると思います。
【プロフィル】
モバイルプリンス / 島袋コウ スマートフォンアドバイザー、フリーライター。沖縄県サイバー防犯PR大使を務め、スマホやインターネットの活動講座を学校などで実施。本連載をまとめた著書「しくじりから学ぶ13歳からのスマホルール」(旬報社)も発売中。