沖縄のコロナ専門家会議　県は議事録を作成、概要もＨＰで公表

　政府が新型コロナウイルス対策を協議する政府専門家会議の議事録を作成していなかった問題に絡み、沖縄県総括情報部は１日、県専門家会議の議事録を作成していると明らかにした。琉球新報の取材に答えた。医師らでつくる県専門家会議の提言に基づき県の対策本部（本部長・玉城デニー知事）は、渡航自粛要請や休校などの重要施策を実施してきた。専門家会議の議事録は感染者に関する情報が含まれているため公表はされていないが、県は情報公開請求により作成分は個人情報を除いて開示する方針だ。

　県の担当者は「法的根拠はないが、対策本部での審議や判断に必要だから議事録を作成している」と述べた。一方、県の対策本部の議事概要は県ホームページ上で公表している。対策本部は優先度の観点から議事概要など必要な資料のみの作成にとどめている。