楕円球追う魅力再確認 名護高ラグビー部


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
パスの感触を確かめる名護高ラグビー部の選手ら=名護市の同校グラウンド

 楕円(だえん)球を仲間と投げ合うだけで、にやにやが止まらない。「やっぱりグラウンドは開放感がある。楽しくできた」。約1時間半の練習はストレッチやパスが中心で、接触を避けた軽いメニューだったが、練習後、名護ラグビー部の屋部旺成主将の表情は満足そうだった。

 全国高校大会の県予選は2連覇中だが、花園ではいずれも初戦敗退。今年は「花園でシード校に勝つ」と2~3回戦で当たる強豪打破に目標を据える。

 部活休止期間の約2カ月の間も週5日、ビデオ会議アプリ「Zoom」で体幹トレーニングやハンドリング技術の向上に努めてきた。バックスを中心に速い展開を得意とする名護だが、宮城剛監督は「フィジカルから鍛え直す」と屈強さを求める。

 具志堅竣祐、當山恭右の両副主将は「60分間走り負けしない体づくりをしていく」と口をそろえた。