道場に満ちる気合、活気 首里高なぎなた部


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
稽古に汗を流す首里なぎなた部の部員ら=1日、那覇市の同校

 稽古が始まると首里なぎなた部メンバーの表情が引き締まった。演技の確認では鋭いまなざしでなぎなたを振り下ろし、試合の打ち合いには気合が入った。栄野川里美監督のげきに応じる選手らの掛け声。道場は活気に満ちた。

 初日の稽古は「楽しさを感じてほしい」(栄野川監督)と基本が中心。真剣な中にもリラックスして笑顔になる場面もあり、又吉李咲副主将は「相手と声を掛け合うことでの気付きが多かった」。

 競技の楽しさを再確認する日となったが、受験のため県総体前の引退を考えてもいて「違う道にいってもみんなを支えたい」と涙を浮かべた。

 昨年11月の新人大会で3冠の宮城昭奈主将は部活自粛中も自宅でなぎなたを振るなど練習を続けてきた。全国総体3連覇は絶たれたが「苦しい時も一緒に乗り越えてきた仲間。気持ちは一丸です」と心一つに稽古に励む。