嘉手納パラシュート降下訓練、米軍が中止「任務条件変更」


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米軍嘉手納基地

 【中部】米軍嘉手納基地の第18航空団は2日、同基地で3日に予定していたパラシュート降下訓練を中止することを決めた。中止の理由について、同団は本紙の取材に「任務の必要条件に変更があったため」と説明した。米連邦航空局(FAA)の航空情報(ノータム)からも計画が削除された。

 1日に嘉手納基地での訓練計画が公表されたことを受け、沖縄市、嘉手納町、北谷町でつくる嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会(会長・當山宏嘉手納町長)と県は、第18航空団や沖縄防衛局、外務省沖縄事務所に訓練を中止するよう要請していた。

 本紙は周辺住民が嘉手納基地での降下訓練に不安や恐怖感を抱いていることについて見解を求めたが、同団は明言を避けた上で「日米合意の下で例外的な使用が認められている」とし、訓練の正当性を強調した。

津堅沖訓練は確認されず
 

 【うるま】米軍は2日にうるま市の津堅島訓練場水域でパラシュート降下訓練を実施すると航空情報(ノータム)を発表していたが、確認されなかった。

 米軍は3日午前8時~11時半にも同訓練を計画している。