「野球できること当たり前じゃない」 2カ月ぶり練習再開 琉球ブルーオーシャンズ


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久々の全体練習で笑みがこぼれる琉球ブルーオーシャンズの選手ら=3日午前、宜野湾市のアトムホームスタジアム宜野湾(喜瀬守昭撮影)

 沖縄初のプロ野球チームとして日本プロ野球機構(NPB)への参入を目指す琉球ブルーオーシャンズは3日、宜野湾市のアトムホームスタジアム宜野湾で全体練習を再開した。4月2日に活動自粛して以来2カ月ぶりの練習に、自然と選手の掛け声にも気合が入った。

 再開初日はバッティングや投内連係、キャッチボールなどで体力や感覚を取り戻すことを念頭にしたメニューが組まれた。練習前には「今野球ができることは当たり前じゃない。一球一球大事にしていけよ」とげきが飛んだ。

 新型コロナの影響で、当初予定していた年間約50試合の計画は白紙になったが、現在対戦チームとの調整を進めており、早ければ6月下旬にも試合を開催する予定だ。

 今後も新型コロナウイルスの感染防止のため、報道陣の入場制限や選手の体温管理など対策を取りながら活動を続ける。

 チームはこれまで地域の運動施設などを拠点に活動していたが、新型コロナの影響で4月以降利用できず各自でトレーニングに励んできた。

 練習後、報道陣の取材に清水直行監督は「久々の全体練習でまだふわふわとした雰囲気はあるが、実戦を増やし、高いレベルのプレーをファンに早く見せたい」と意気込みを語った。