「子どもや学生の支援を」 全国知事会で玉城知事が提言


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ビデオ会議システムを通じて全国知事会に出席する玉城デニー知事=4日、県庁

 玉城デニー知事は4日、新型コロナウイルス対策について話し合う全国知事会のオンライン会議に県庁から参加し、知事会による学生や子どもへの支援強化を求める提言に賛同の意を表した。「今後とも感染拡大の徹底と経済の回復に取り組むとともに、持続可能な発展、誰一人取り残さない社会の構築を目指していきたい」と述べた。

 全国知事会は新型コロナを受けた将来世代への緊急提言をまとめた。玉城知事は「県内でも大学生から学費の支援を求める切実な声が寄せられている。緊急給付金の要件緩和や教育費の無償化、生活費支援など国が責任を持って大学教育の振興に取り組んでほしい」と話した。

 子どもの貧困対策強化と児童虐待防止対策の推進、若者への支援強化が盛り込まれる「誰ひとり取り残さない社会を目指した提言」も発表した。

 玉城知事は「全ての子どもたちが夢や希望を持って成長できる社会を実現することは未来への投資だ。子どもの貧困対策や児童虐待防止に対する国の支援強化を求めたい」と話した。